《研修講師の映画時評》歴史は視座で変わる 1950 鋼の第7中隊

10月1日は映画の日。1,200円で鑑賞できる日です。
いつもは出張やらその準備に追われていることが多くスルーしてばかり
だったのですが、今月は行けるじゃないかと出掛けました。

 観ましたのは、
「1950 鋼の第7中隊」

映画がはじまって、驚きました。
これ中国製作の映画なんですね。
(ろくに確かめずに行ってました(^^;

この間、韓国映画を観たので、自分の中では、その流れ的なものが
あったのですが、
この映画。韓国ではなく中国側からの視座からの描き方でありました。

戦闘シーンはド迫力。
国を深く憂える毛沢東主席…
領土を守り抜くと熱意溢れまくる中国軍とその兵士たち
部下のことを思う滋味深き司令官

そして、豊かな物量を持ちながらも無策オンパレードの
弱っちい米軍。

なるほどなぁ。こちら側から観ると、こうなるんだぁ。

鑑賞の関心はこちらのほうに行ってしまいましたが、
歴史問題は多面的な視座・視点から考える必要があることを
実感しました。

さて、エンドロール。
いちばん最後に流れていた歌に、
「朝鮮助けて、アメリカ打ち負かそう~♪」とありました。

米中問題は、現在の状況だけで捉えてはいけませんな。
今日の考えは、今日だけのことでつくられている訳ではないのです。

上映時間は、175分。
途中、2回ほど、時計を観ましたが、なんとか座は持ちました。
とにもかくにも描く熱量が凄かった!

さすが、今や世界の超大国の一翼か。