《連載コラム》評価の心得③行動変容度「ウチ」の研修の頼み方【19】

 研修の結果、発想が変わった。思考が変わった。ここまででもかなりのものなのですが、
ここで、もう一声必要です。

 研修実施の結果、さて、その人(受講者)の行動は変わったのか?
 今までにも断片的に散々出て来た話ですが、ここでもこってりと取り上げます。

 私、何度も言っていますが、受講者に研修で身に付けてほしいのは、口がうまくなること
ではありません。自身の行動が変わることです。変わった行動で結果を変えてもらうことです。
たとえ、口がうまくなっても、動いていない奴はあきません。

 行動が変容していること。ココで値打ちが決まるのです。

 行動が変容している人は、いきなりそうはなっていません。
 まずは意識が変わります。そのことでは発想が変わります。
 そして発想が変わることで、取り組む課題が変わります。
 課題が変わるとそれを実現するために行動が変わります。
 行動が変わることで出される結果が変わって行きます。
 そう。これまでとは違った結果が出て来るのです。

 そして、これまでとは違う結果に良い意味で出合った受講者の発想は更に進化して
いくのです。この流れがエネルギーを増進させ、さらにスパークを呼び起こして行きます。

これら一連のよりよくしていくプロセスはじまりのきっかけになり得るのが、研修という
ものです。研修をした甲斐があったのかどうか、それを見極めるのは行動が変わったか
どうかなのです。人間「変われ!」と言われて、簡単に変わるものじゃないですからね。
やっぱり仕掛けといいますか、きっかけが必要です。

研修はよりよく変わるためのきっかけ~♪
一句めいて語ってしまいました(汗)。

 今回はここまで。
 次回はこの連載コラム夢最終回となります。
 ではまた。
 つづく