《研修講師の映画時評》ロッキーvsドラゴ アラ還 過去の胸アツをアップデート

あのロッキーⅣをスタローンが再構築したということを聞いた時から、
絶対、観たいと思っていました。

念願叶い、観て来ました!

「ロッキーvsドラゴ」

観終わって、「う~ん・・・」
いや、決して悪くはないんですよ。
でも、なんか自分の中で整理がつかないというか。。。

一晩経って、ようやく整理がつきました。

【結論】
どちらもお楽しみください!

1986年公開の「ロッキーⅣ」も2022年公開の「ロッキーvsドラゴ」
どっちもありです。どちらも楽しめます。

今回、私は前日に1986年版の作品をきっちり観て、もろもろ思い出して
から行ったのですが、

・変わって良かったところ
・変えずに置いておいてほしかったところ
これが混在しました。どうもこれがモヤモヤの原因かな。

以下、ネタバレ注意
ラストもソ連書記長の対応も今(2022年)情勢を考えれば、
それもありかなと。
観終わりの爽快感は前のほうか。いや、後のほうの写実感も
ありかなと。
要は、どっちもありかなといったところでした。

宣伝のキャッチコピーは、
「スタローンが伝えたかったロッキーの物語」とありましたので、
何か別のメッセージがあるのかなと思ったのですが、これについては、
「より伝えたかった」と表現するのが私にはしっくりきました。

一つ偉そうに言わせていただくと、今回版のほうが、このあとの
「ロッキー・ザ・ファイナル」そして、
「クリード チャンプを継ぐ男」「クリード 炎の宿敵」と
つながり易いのは確かですね。アポロ・クリードとドラゴの息子が
戦うんですからね。そして、そこにロッキーがいる。
今回版のほうがロッキーとアポロの絆は深く描かれていました。
あっ、「ロッキー5」が抜けているのは突っ込まないで(^^;

長年のロッキーフアンとして、また大画面でロッキーに会えたのは
嬉しいひと時でした。

それにしてもスタローンさん、コロナ禍でできた時間をこの作業に
充てたとか。
なんとも良い時間の活用をされましたと脱帽です。