《連載コラム》運営の心得⑤終了1ヵ月後の確認「ウチ」の研修の頼み方【16】

 大いに盛り上がり、成功裡に終わった研修。さて、あっという間に、1か月が経ちました。
この時点で、受講者の面々にとって思い出話になっていたら、やった意味は霧消しています。
思い出どころか、既に忘却の彼方ということもあり得ます。

 「鉄は熱いうちに打て!」とはその昔からよく言われていることですが、
 「熱くなった鉄は冷えるのが早い!」も添えておきましょう。
  不肖、講師カドワキ、私の造語です(実感に基づく)。

 
 研修事務局から、実施後の状況を深く、じっくりと確認してもらうこと。これがあるのと
ないのとでは大違いなのです。研修での学習内容というものは、実践してみて、はじめて
分かるもの、理解が深まるものが沢山あります。そこを体験することなく研修を終えてほしく
ないのです。このプロセスがないのに、いや、つくろうとしていなかったのに、

 「ほら、研修しても何も変わらんじゃないか」とブー垂れる奴がどこの会社にもいます。
私の立場からすると、困った御仁でございますよ。

 研修会場ではあくまでも着火しているのみと考える事。着火した後は、炎を大きくすることを
しないとすぐに消えてしまいます。

  その後、大きく再着火することを企図することを考えるのなら、講師を再び呼んでのフォロー
研修実施です! と、私の若干の宣伝を含みながらも(苦笑)、

 「冷めないうちに、成形セヨ!」と付け加えておいてください。
 
 今回のテーマは「分かっていてもなかなかできないヨ」の最たるもの。それだけに、ここを
きっちりとできる会社さんは研修効果にプラスの利子を付け加ええることができます。
ココもぜひ、踏ん張ってほしいなぁ。
と、エールを送りながら、

 今回はここまで。ではまた。
 つづく