《研修講師の映画時評》アラ還 シン・ウルトラマンで温故知新

 いい映画にあたった時は、良き思いがじわじわと湧いて出て来るもの。
 今回はそれを強く、しっかりと実感しました。

 昨日、観て来ました。「シン・ウルトラマン」

 かつての少年時代のワクワクを感じたい。
 いやぁ、昔と同じようにワクワクしている自分がいました!
 観に行ってよかった!

 と、まぁ、普通はここで終わるのですが、家に帰ってから、じわじわと湧き出て来るものが…

 これって、いったい、何なのかなぁ(決して不快なものではなく、むしろ心地よい)と
つらつらと考えてみてみたら、

 それは「温故知新」の感覚であることに気づきました。

 そっ、「故きを温ねて新しきを知る」これですね。

 昭和に感じたワクワクを大切にしながら、それを令和で表現したらどうなるのか。
これを観せてもらったんだなと思いました。いいものに触れていたので、気持ちは悪くは
なかった*ということです。【*本人の自己心理分析による】

 実は私、経営者のはしくれとして、今後の中長期をどう考えるか、コロナ禍の対応も
含めていろいろと思い悩むこともあったんです。気がつけば、自分でも驚くことに、
還暦近しの年齢になっていますから。そりゃ、若い時には思いつかなかったようなことも
増えております。はい。

 そんな中に出合ったこの映画に、

 変えてはいけないことをしっかり守って、思考は柔軟に。
 方法論は一つだけではない
 ことに気づかせてもらえました。

 ココロを軽くできる新しい発想を得られたのが、思いがけない収穫でした。

 ネタバレになるので、内容のことは、あまり触れないようにしておきますが、昭和から
平成を経て、令和になって、科学技術、中でもITの進歩はすさまじいものがあります。
ホント、このことを映画の中で実感しました。
 余談ながら、この映画を小学生・中高生の若者が観て、科学技術に興味を持ってくれたら
いいなあということも思いました。

 いやはや、いい映画は鑑賞後もいろんな思いを湧き立たせるのが素晴らしい。
 映画のあと味というやつですかね。

 それにしても、、、ワクワクのつづき
 科特隊(映画では「禍特対」)のピンバッチ。いいなぁ~。
 鑑賞後、映画館の売店に同じような年ごろのおじさん多数。

 わたしも思いは同じ。すぐにその中の一員に!
 でも、残念、売られているのを確認できませんでした(笑)
   ちなみに、本日、通販で売られているのを見つけましたが、在庫切れでした(涙)

 ウルトラマンの映画を観に行って、自分のところにウルトラマンが来たという一席でした。
 おあとがよろしいようで。

 いやぁ、映画ってホントにいいですね~
 (故水野晴郎さんを偲びながら)