《連続コラム》自社開催の意義 「ウチ」の研修の頼み方【4】

社員教育をしよう!研修を実施しよう!
ここまで決意できている経営者・経営幹部の皆さん方へ。
知ってらっしゃるとは思いますが、敢えて、言っておきますぞ!

研修会社に研修を頼むと高いでしょ。

高いとはいささか主観的な響きではありますが、おそらく、きっとあなた方の
会社にとっては、決して安くはない価格が提示されているはずです。
まぁ、1日研修ですと、総額20万円~50万円。いや、100万円というものあり得ます。
教材費(要はテキスト代)を1冊、ン千円なんて載せてくるものありますな。
価格に関しては、まるで、時価を標ぼうする高級寿司店みたいなところは確かにあります。

そこへ行くと、商工会議所やら、商工会、その他公益団体。いわゆる公的機関が実施
しているセミナーは安価です。これも1日ですと、受講料3,000円なんてものもあります。

ウチの社員を行かせるなら、断然、こっちだ!

そりゃ、そうだ!お気持ちは分かります。それで、効果が上がればいいですね。
何も無理に、高いところに頼むことはありませんわね。

さて、今回のお話。ポイントは、

・安いセミナーで効果が出るとは限らない
・高い代金払った研修会社の研修に必ず効果が出るとは限らない。

この2点です。

なになに・・・、「どっちやねん!?」とお思いになったことでしょう。研修効果を
求めるならある程度のお金をかけることは必要です。ただし、金額に比例して効果が
出るとは限らないのですね。これが、また。
詳しくはおいおいと・・・、話していきましょうかね。
仕事の発注を受ける立場の講師のわたしが、こんなこと語っていいのかしらねぇ。
いやいや、そんだけ高いものを購入してもらうのだから、いいものを得てほしいと思う
からこその本コラムでありました。

今回はもう少し、踏み込んでおきます。

この研修という商品は、安くても高くても、ウチの会社に合わないものを入れてしまうと、
毒を発生してしまうことになります。それが、高けりゃ、より悲惨ですが、安く済んだ
からよいというものでもありません。

ウチに合わない内容を、ウチに合わない講師から、ウチに合わない学ばせ方でやられたら、
それはもう会社組織破壊工作の一環になりかねません。
安いからといって、外部のセミナーを受けに行かせて、悪影響を受けて、帰って来られて、
毒を撒き散らされたら、それはもうウイルスと一緒です。

やるんだったら、ウチに合った、ウチにとって効果の上がる研修をやるべきです。
ウチに合わすための具体的な手段。自社開催の意義はそこにあります。

うん、内部暴露話になりつつあるが、まぁ、ええですわ。
社内教育の応援団ですからね。わたしゃ!
ちょっぴり勇気を出して、語っていきまっせ!

つづく