研修のあぜ道(9)有給休暇のない世界

いやはや、2月がはじまった頃には、ここまでのことになると
一体、誰が想像したでしょうか。

もちろん、新型コロナウイルスの関連のことです。
おかげで、予定とはまったく違う3月になっている方が、
日本全国にあふれているとお見受けします。

ご多聞に漏れず、研修業界もたいへんな状況となっています。

「研修」や「講演」の「不要不急」度はいかに?ということを
これ以上ないぐらい実感させられています。

ただ、リーマン・ショックのあともそうだったのですが、
一旦、凍結された研修は、実は必要なかったというもの以外は、
かなり高い確率で、解凍されます。

事態終息後は、真の「必要性」が問われていくのでしょう。

プロ研修講師のはしくれとしては、「研修は死なず!」と声を
大にして申しておきます。

とはいえ、さて、さて、プロ講師であるとともに、自営業者である
私は己のリスクマネジメントが問われる環境へと突入しております。

当たり前の事実ですが、「無給状態」のはじまりです。

将来、プロ講師で自営することを考えている方、副業で、この仕事を
できればなぁと考えている方

今回は、感染症がこの事態を引き起こしました。他にも自然災害、
かつてのリーマン・ショックのような恐慌、そして、自分と家族の
健康状態・・・etcとリスク要因はいろいろとあります。 

有給休暇のない世界に飛び込むかどうか。
そんなことをシミュレーションしてみる機会にしてもよろしいかと。

現実を嘆いてばかりでいないで、この稀有な状態をどう活かすか。
私もやや無理無理ながら「ピンチはチャンス!」にするべく、そんな
ことを考えています。

なんとかかんとか生き抜くぞ!