アンガーマネジメントの神髄とは

人間、誰だって感情を持っています。
それを抑えろだの、コントロールしろだのと言っても、それはそもそもが
無理のある話です。

でも、それができずに、暴発させてしまうと、あとあとがもっとたいへんな
ことになるのも確か。

そう考えると、「短気は損気」とはよくできた言葉です。

怒りをマネジメントするということで、『アンガーマネジメント』という
言葉が巷を飛び回るようにはなって来ました。

人生はじめての民事訴訟に勝利するという貴重な経験をさせてもらった
この一年でしたが、それは、この『アンガー』をどのようにマネジメント
するかの苦闘の日々でありました。

法的紛争は、感情論に流れ、論理が崩れたところで勝負がつきます。
相手は、次から次からと意味不明な、無茶苦茶な理屈で、主張をして来ました。

今年は、生まれてこのかた、経験したことのないレベルの激怒を何回させら
れたことか・・・。

それでも、ぐっと表に噴き出すのをこらえることができたのは、

「その先に何が起こるかをリアルに描写できた」からです。

スッキリできるのは一瞬のみ。そのあとには、莫大な暗黒時間が待っている
だけです。そう見通すことができると、強くブレーキを踏むことができる。

危機管理力の大きな要素は、「想像力」であることも悟りました。
こういう実感を深く腹落ちできたのが、今年の収穫でした。

今年を漢字一字で表現するとしたら、

「怒」となりかけた時もありましたが、やっぱり、「忍」ですね。
「忍」は決して、消極的なものではないことが、今の私にはよく分かります。

さてさて、来年は。。。