下りのキャリア開発の必要性

企業研修。中でも、特に階層別研修といわれるものについては、今の立場での役割を果たすためにどう考え、

行動すべきか、そして、さらに上位の立場になったときを考えるというのが主ではあります。

こういうのを、私は、「上りのキャリア開発」と呼んでいます。

でもでも、考えてみれば、60歳を超えての雇用延長が当たり前にになっていくことも加味すると、役職を

降りた人が勤め続ける数が増え続けることも確か。

さて、役職を降りた後、どのように活躍するか。

「そんなの自分で考えろ!」といっても、人間、頂上目指すのはガンバれても、下山を無事にとはなかなか

考えないもの。しかも下りはモチベーションがダダ下がっている。

元部長であろうが、元所長であろうが、上司を経験した部下としてチームに貢献してもらわないといけません。

企業のご隠居を置く余裕はありませんし、ご隠居にされるほうもつらいでしょう。

 

リセット、リマインド、そしてリフォーム

「下りのキャリア開発」が、私のライフワークになりつつあります。

 

私の世代はまさにこの下り世代。役員目指してなどという人はほんのほんの一握り。

それ以外の圧倒的多数は、役職定年、給与減額の下り街道まっしぐらです。

分かり易くするために「上り」「下り」と表現していますが、「下り」が「上り」より

価値がないなんてことは断じてありません。どころか、どちらも必要なのです。

価値の種類が違うと申しましょうか。

 

「上り」があれば「下り」があるのは当たり前。自分を取り巻く環境としては、避けら

れないものです。その環境にどう対応するべきか、困っている方のために研修があります。

 

その両方の局面で、より良くなってほしいと、私、この仕事を続けております。

 

その手始めとして・・・

『先輩が部下になったら』(日本経済新聞出版社)

『年下上司にイライラしない40の技術』(秀和システム)

 

最新刊

『小さな会社ではじめて管理職になった人の教科書』(秀和システム)広報サポーター

ご応募ありがとうございます。書籍がまだ届かない方、現在、送付中ですので、

いましばらくお待ちください。

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