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◆ VOL 12
◆ 発行日 2004・04・16
◆ 発行人 オフィス クリアマイン 門脇竜一
◆ 隔週刊 隔週金曜日発行(臨時増刊あり)
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☆会社は戦場だっ!!
今からおよそ40年程前、一世を風靡したアメリカのTVドラマがあり
ました。今でも根強い人気で語り継がれるそのドラマの名前は
「コンバット」。
第二次世界大戦ノルマンディ上陸後のフランス戦線で戦う、
あるアメリカ陸軍歩兵小隊を舞台にしたドラマです。
このドラマの主人公、チップ・サンダース軍曹は分隊長として部下を率い、
数々の困難な任務を遂行して行きます。この軍曹、見方を変えれば、
リーダーとしての側面も持ちながら、部下を育てる育成の妙手でもあったの
です。
このマガジンは、みなさんが日常身を置くビジネス戦場(=現場)に
現れる様々なサンダース軍曹的人物(彼らをビジネス軍曹と呼びます)の
活躍するエピソードの数々を眺めながら、新兵(=若手社員)に教えたい
仕事のキホンというものを考えて行きたいと思います。
さてさて、多士済々どんなビジネス・サンダースが、これから登場します
でしょうかお楽しみに・・・・
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ビジネスサンダースの教え その1
〜お前は会社の顔だ!〜
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「お前が会社の顔なんだ!しっかりせい!」
自分に落ち度のないクレームが起きて、対応にバタバタしている私に、
軍曹(=上司)が言った言葉です。当時、私はあるメーカーで営業の
仕事をしていました。
工場に発注したものとは違う仕様の製品が送られて来たときの話です。
「バッキャロー!なんで、俺が謝らないといけないんだ」
といきり立つ私に、上司はこのように言ったのでした。
その時の私は・・・
「何を言っているんだよ〜。お前が謝ってくれるのかよぉぉぉ〜・・・」
と、憮然としてほっぺたを膨らませました。
「自分のせいじゃない」
という感覚がどうしても抜け切れなかったんですね。
でもでも、大きな『目』で仕事をとらえるなら、当社の製品をお買い上げに
なられたお客様にとってみれば、会社の事情は勝手な都合でしかないんです。
私が本当に、軍曹の言葉の意味が分かったのは、それから、一緒にお客様
のもとにお詫びに行ったときのことでした。
「申し訳ありませんでした」
二人して頭を下げたのですが、軍曹の頭の下げ方のすごいこと!
深々と頭を下げるというのは、こういうことかとびっくりしました。
「○○課長さん、どうか、どうか頭をお上げください」
お客様の方が、恐縮してこう言われたぐらいです。
隣で頭を一緒に下げていた私は、頭を上げかけて慌てて、また下げ直し
ました。
会社を代表して謝るのも営業の大事な仕事なのです。
自分のせいじゃないのに謝ることを嫌がった私はなんて、小さな人間だった
んでしょう。気づいたことに、目からウロコの気持ちでした。
「す、すいませんでした!」
お客様のところを出るや否や、私は軍曹に頭を下げました。もちろん、
生まれて2回目(注:初めてはさっきのお客様のところ)の深々お辞儀です。
「いいお辞儀だな。気持ちが通じるよ」
ちらっと私の方を見ながら、ニヤリと笑った軍曹の顔は今も忘れません。
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【 小さなあと書きのコーナー 】
今号から、構成を変えました。
職場の小さなシーンのひとつひとつに「学び」の『場』はあるのです。
大事なのは、その『場』を生かせるかどうかなのですね。教えられる
いろんな職場の「私」が今後、登場します。みなさまは軍曹の立場で
お読みくださるのもよし、「私」の立場でお読みになるのもよし・・・。
いろんな視点からお読みくださるのも嬉しく思います。
このマガジンがみなさまのお仕事を良くする一助、ヒントになりますよう、
がんばって参ります。今後ともよろしくお願いいたします。
私(注:筆者のわたし)は、先月末からついこの間まで、新入社員研修
モード全開でした。様々なフレッシュパースンに接する中で、「人づくり」
はまさしく「会社づくり」なんだと改めて実感いたしました。
人を育てられる会社が勝つんですね♪
さくらの花を見ながら、新年度に決意も新た・・・といったところ
でしょうか。
それでは、みなさま、次回までごきげんよう♪
トップへ
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◆ VOL 13
◆ 発行日 2004・04・30
◆ 発行人 オフィス クリアマイン 門脇竜一
◆ 隔週刊 隔週金曜日発行(臨時増刊あり)
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ビジネスサンダースの教え その2
この背景にどれだけのことがあるのか分かるか!
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「このオペレーションの背景にどれだけのことがあるのか、
お前分かっているのか!」
コンピュータの仕事での話しです。
あるトラブルがあって、対処しようと端末に向かって、オペレーションを
しようとしている私に向かって、軍曹(=上司)が言った言葉です。
当時の私はあるメーカーでシステム開発の仕事をしていました。
そのときの私は、発生したトラブルをなんとか早く解決したかったの
でした。
「お前、その処理をしたら、○○の実績管理ファイルの中のデータは
どうなるんだ?工程管理のイレギュラーも発生するぞ・・・」
軍曹の叱責は矢次早でした。
「でも、早くしないと大変ですよ」
口をとんがらせてこう言った私。
軍曹は鬼の顔になりました。
「ドあほう!お前の浅はかな対処で、よけいにトラブルを大きくする
ことがあるんだぞ!俺がいつもしているオペレーションには、ただ単に
やっているんじゃない。様々な背景の事情、裏づけがあるんだ」
「これで大丈夫だ。ベストだと確信が持てるまで考えろ!」
こう言われて、またまた、ほっぺたを膨らませた私でしたが・・・
果たして、言われてみれば、確かに心配なことが出て来ました。
「すいません。確かに、このオペレーションをしたら、○○処理と
△△処理に修正オペレーションが発生します」
「そこに気づいたか。それもあるな。じゃあ、□□処理はどうだ?」
「あっ、それもそうですね」
こういった確認を繰り返したのですが、危ないポイントは、確かに
いくつか出て来ました。
浅はかな考えで、あの処置オペレーションをしていたらと思うと、
ぞっとしました。
その後・・・
トラブルの処置が済んで、ほっとして、座っている私に、軍曹が私の
肩に手を当てて、こう言いました。
「いい仕事、確かな仕事には、背景の事情への理解とか、裏づけとかが
あるということが、分かったかい。常に自己研鑽だな。
お互い、自分の仕事に深みをつけような」
ニヤリと笑う軍曹の横顔から、私が生まれて初めて『仕事の深み』と
いうものを学んだ瞬間でした。
「なぜ、こうするんだろう」「どうして、この手順をとるのだろう」・・・
いろいろ考える仕事の仕方を私がするようになったのは、
このときからでした。
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【 小さなあと書きのコーナー 】
いよいよゴールデンウィーク到来ですね。5月といえば、五月病!
(いきなり暗い話ですいません)
「石の上にも3年」とは今は昔の話しで、「3年でなく、まずは1年」と、
私はいろんな会社さんでの教育研修の場でお話をします。
「1年」経験してもらうと、1シーズン(春・夏・秋・冬)の経験が
出来ます。この経験をすることなしに、職場を去ってしまうのは、
その学びの大きさがとても大きいだけに、何とももったいない話です。
読者のみなさんの会社にも新入社員さんが入社されましたか?
新入社員さんたちは、生まれて初めての経験の連続でもうヘトヘト・・・。
心身共の疲労がネガティブ思考につながるのもよくある話です。
そんなとき・・・
『来年の桜を一緒に見よう!』でがんばりましょう。
それでは、みなさま、次回までごきげんよう♪ よいGWを!
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◆ VOL 14
◆ 発行日 2004・05・14
◆ 発行人 オフィス クリアマイン 門脇竜一
◆ 隔週刊 隔週金曜日発行(臨時増刊あり)
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ビジネスサンダースの教え その3
事実でしゃべれ!
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「お前が見た現実は何だ!真実はどうなっている」
営業の世界は競争の世界。常に競合相手との戦いです。
産業機械メーカー営業担当の私は、そのとき、ある案件の受注をめぐって、
数社で競い合っていました。そんなとき、競合他社の情報を伝えようと
している私に軍曹(=上司)が言った言葉です。
「A社は大攻勢をかけて来ています。当社も価格で対抗しないといけません」
「X社のご担当は当社を気に入ってくれていますし・・・」
その案件の見積り提出が近づいて来たある日、私は(軍曹=)係長に口を
とがらせて、こう出張していました。その案件は当社を含めて3社競合。
私が単独で担当させてもらうようになって始めての商談でした。
私は絶対、受注!と張り切っていました。
そんな私に浴びせられた係長の言葉に、正直むっとしたのでした。
係長は冒頭の言葉にこう続けました。
「お前の主張の根拠は何だ?」
ですから・・・
「X社のご担当が教えてくれたんですよ。あんたとこ押してるよ。
ただ、A社がかなり頑張っているから気をつけてねと・・・」
「そのご担当とお前はここ一ヵ月ぐらいのお付き合いだろう。A社の担当は、
かなり長い付き合いだろう。B社も他の製品だけど、X社には3年ぐらい前
から入っているな」
「ですから、X社のご担当はボクを気に入ってくれているんですよ」
私はまたまたムッとして、こう答えました。
「気に入られている根拠は?いつ見積書を持って来いと言われた?」
「はやく社内をまとめたいから、来週の月曜には持って来てくれと
言われましたが・・・」
「あれ!?確か、水曜と言っていたな。三社共通の納期だと言って。
お前、先にうちに安いのを出させて、それをもとに長い付き合いのA社に
さらに安い見積書を出さそうとしていると考えられないか?ところで、
今回の案件のお客様の予算はどれくらいなんだ?」
「はぁ、安いほどいいなぁ・・・と言われていました」
係長の追及に答えるほどに、心もとなくなる私でした。
「お前の話には事実がない。ほとんど感情と希望的観測だな」
挙句に係長からズバリとこう言われた私でした。
結局、この案件は、係長も出馬し、収拾されました。
どう収拾されたかなんですが、残念ながら失注でした。無理をしない
見積書を出したのです。
どうしてか?
軍曹は、最近、A社の他の製品がX社に納入されていることを掴んで
いました。今回の案件は、その製品とも関連するものだったので、
できるだけ安く納入させたいというのが、X社の担当のねらいだったのです。
要は、他の2社をだしに使って、A社の価格を出させたかったとうのが
真相だったのです。
「どうして、そんなこと分かったんですか?」
私は軍曹に聞きました。
「お前、X社の工場をちゃんと見ているのか。新しい機械を見つけたら
要・チェックだぞ!A社の機械が最近、納入されているのは、
俺にはすぐ分かったぞ。それと、今日、入門手続きのとき、気がつか
なかったか。俺たちの前に朝いちばんにA社の担当が来ていたよな。
話をした際もうちの特別オプションをサービスで、お入れしましょうか
と言ったら、困っていただろ。なんでか分かるか。得になる話だぞ」
「はぁ、なんででしょうかね?」
「A・B社とうち3社の見積りで、うちの内容がいちばんいい。
値段はそう変わらない。A社に発注したいお前はどうする?」
「あっ!」
やっと気づいた私でした。でも、疑問が・・・
「どうして、そこまでしてA社になんでしょうかね・・・」
「あの最近入った新しい機械があるだろ。あれ、X社の担当が示した製品仕様に
間違いがあって、かなりA社がカバーしたらしい。今度の案件は、その借りも
あって、A社に頼まないといけなかったんだな。ところが、会社の方針で特殊
なものでない限りは、数社でコンペとしなさいと・・・さぁ、困ったと、
実はこういうことだったんだな」
「そうか。そうだったんだ〜」
私は感心しました。私の頭でも、全てのことが奇麗につながったのです。
合点がいきました。
「それにしても、係長は、どうして、そんなことまで、知ってるんですか?」
思わず、こう聞いた私に係長はニヤリと笑いました。
右手の人指し指で、右耳の上を軽くポンポンとたたきながら、一言。
「それが営業の仕事!・・・中級編ぐらいかな」
「深いぜ!この仕事」
私がこの営業の仕事をなめていたと、さわやかに自己反省した瞬間でした。
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【 小さなあと書きのコーナー 】
ゴールデンウィークも終わりました。お元気ですか。
「仕事の深み」は深く考えながら、仕事をしないと決して身につきません。
この『深く』考えさせる仕事のさせ方とは何か?
実は、今の私の仕事の大きな部分を占めているテーマです。
『深く』考えさせるには、その仕掛けを考える側はさらに『深く』考えて
おかなければなりません。
いやはや、教える方が教えられ・・・と思う今日この頃です。
それでは、みなさま、次回までごきげんよう♪
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◆ VOL 15
◆ 発行日 2004・06・18
◆ 発行人 オフィス クリアマイン 門脇竜一
◆ 隔週刊 隔週金曜日発行(臨時増刊あり)
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ビジネスサンダースの教え その4
で、お前はどうしたいんだ?
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「で、一体、お前はどうしたいんだ?」
くどくどと状況の説明をする人がいます。「大変だ、大変だ」と
騒いでいる人もいます。
そこで、冒頭の言葉!
「それで、どうしたいんですか?」
と聞くと、
「ですから、それを決めて欲しいんですが・・・」
とこうです。
なかなか自分ごとと、とらえられない評論家タイプの方が多いのも
事実ですね。
自分の考えを持たずに、仕事を進めるのは、表面のカタチだけを
つくるだけに終わりかねません。
「お前がどうしたいか分からないのに、俺が分かる訳がないじゃないか!
これはお前の担当の仕事だぞ!担当としての気概を持て」
その昔、上司=軍曹から言われた言葉が懐かしくよみがえります。
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【 小さなあと書きのコーナー 】
前号から日が開いてしまいました。お待ちいただいていた方々
すいませんでした・・・。
いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、進めて参りましたこのメルマガですが、
経営現場でのコミュニケーションの在り方をテーマに、大きくリニューアルを
考えております。
具体化の暁には、また、よろしければお付き合いいただければと嬉しく
存じます。
それでは、また次回までごきげんよう♪
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◆ VOL 16(最終回)
◆ 発行日 2004・06・25
◆ 発行人 オフィス クリアマイン 門脇竜一
◆ 隔週刊 隔週金曜日発行(臨時増刊あり)
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ビジネスサンダースの教え LAST
物事にはみんな意味がある!
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「これがどういう意味か分かるか?」
「どうしてそういうことをするんだ?」
Whyが明確かどうか・・・
私自身、仕事をする中で、出会った上司、先輩(=ビジネスサンダース)に
よくこういったことを聞かれていました。
その当時は
「うるさいなぁ・・・」
「なに、つまらないことをくどくど言っているんだ!!」
なんて、決して、可愛い素直な部下でなかったのですが、
後年、部下を持つようになって、この意味合いが、ホントによく
分かるようになりました。
この“Why”を理解していないと、指示を出した仕事が進むにつれ、
いろんな問題が起こったものです。いやはや・・・
今、思い返しても・・・(汗)
最近は、こうした“Why”をあまり考えることなく、いきなり
「どうしたらいいんですか?」
「○ですか、×ですか?」
「右ですか?左ですか?」
と、紋切り型ですぐに答えを出そうとする人が多い傾向にあるよう
に思います。
『自立』 『自律』 『自発』を大切にしたいものです。
それと「考える」ということも大切にして欲しいものですね。
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【 小さなあと書きのコーナー 】
初めて始めたメールマガジンでした・・・
今までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
いろいろな試行錯誤の連続で、読みにくい、分かりにくいことも、
あったでしょうが、お読みいただいたこと、本当に感謝いたしております。
今回をもって、一旦、終了とさせていただきますが、しばらく充電をさせて
もらったあと、人材開発に関する新たなメールマガジンを刊行いたす
所存です。
また、その節は、お付き合いいただければ、嬉しく存じます(^^)。
それでは、また、See you 〜 ♪ ありがとうございました。
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☆「会社は教科書のない戦場だ!」に関するお問い合わせ、ご意見などお
待ちいたしております。
また、別途、人材開発、組織活性などのご相談に応じますので、
お気軽にお問い合わせください。
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〔 発行者/連絡先 〕
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