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■□■ 実践人材開発コンサルタントが語る
□■□ 小さな会社の大きな人づくり
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□■  中小企業では人は育たない!いやいや、そんなことはありません。
■□  育たないではなく、育てていないのです。
□■  人を育てずして、会社の成長なし。社長一人でできることは限られ
■□  ています。
□■  とはいえ、人づくりというのは難しいもの・・・
■□  さぁ、これから人材開発の苦労を共にする実践コーチこと、私、カドワキが
□■  「人づくり」を望まれる皆様方に、活きた知恵を勇気で包んで
■□  お届け致します。
□■  あきらめないで!社長。さぁ、これから「人づくり」の本格スタートです。
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vol_21 2005/04/01 「砂の積み木の悲しさ」

vol_22 2005/04/08 「社員の伝家の宝刀『やめさせてもらいます』」

vol_23 2005/04/15 放棄できないこの仕事

vol_24 2005/04/22 それでど〜する具体的に

vol_25 2005/05/06 人材ビジョンを持とう その1

vol_26 2005/05/13 人材ビジョンを持とう その2

vol_27 2005/05/20 戦略眼を持つ

vol_28 2005/05/27 買うのか育てるのか

vol_29 2005/06/03 文化を共有できる社員の強さ その1

vol_30 2005/06/10 文化を共有できる社員の強さ その2

 

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さて、今回は?
★☆  vol_21 2005/04/01 「砂の積み木の悲しさ」

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 社員の急な退職の申し入れ。

 これは様々な波紋を引き起こすことがあります。
「それなら、私も・・・」と連鎖反応が出てしまうと、あれよあれよと言う間に、
ごっそりいなくなってしまい〜何てこともあり得ます。

 極端な例ですが、悲しいかな、可能性としてはあるにはあるのです。

 手塩にかけて育てた社員、そして社員が集まって、これも手塩にかけた
チームが壊れて崩れていく瞬間です。

 人づくりは、ある意味、砂で積み木をつくっていくようなところがあります。

 脆い、危うい、不安定なものです。
 
 戦国の武将、武田信玄の有名な言葉「人は城 人は石垣」これが、
いかに素晴らしい状態であるかは、日々、「砂」を感じる社長さんには、
実感を伴ってお分かりいただけるはずです。

 でも、あきらめる必要はありません。

 砂をしっかり固めると「石」になりますでしょ。「石」を大きくして、集めると
「石垣」になります。

 「砂」の積み木は、崩れるは一瞬!

 「砂」を「石」に変える意志を持ち続けることが、人づくりの実践です。

 砂を固めるのが社長の仕事。

 固めるのに使うのが、会社の考え方(理念)と社長の人格(人間力)です。

「私、辞めさせてもらいます」
 ある人の急な申し入れです。

 周りは微動だにしない。動揺なし。
「あの人はうちに合わない人ですから、それでよいと思います」
 「砂」が「石」になっている会社は、異物が入って来たときは、自浄作用という
「意志」が働きます。




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さて、今回は?
★☆  vol_22 2005/04/08
「社員の伝家の宝刀『やめさせてもらいます』」

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 今回は特に経営者側からのモノの見方、考え方で記します。

「やめさせていただきます」
「退職させてください」
「他へ行きたいと思います」
「ここでは自分を生かせません」
「別なことをやりたいと思いますので」

 社長さん、嫌になりました?
 いくつか、社員が退職を申し出るときの言葉を挙げてみました。

「社員として、当然の義務を果たして、あとに迷惑をかけないようにして、
去って行くんだ。何が悪いんだ!」
 これが、これら社員の心境でしょう。

 また、これは、かつて私が、組織の人事部門の職位にあるときには、
退職の申し出とともに、同じようなニュアンスで、何人もの口から聞いた
言葉です。

 社員の論理ですね。

 ところが、私は、経営者になってみて気づいたことがありました。

 社員は辞めたらお終いなんですね。
 勿論、次の職を得るための苦労はあるのですが、その会社との縁は
それっ切りにできる。

「自分が抜けたら、あとは困るだろうなぁ〜(でも、知らないよ。だって、
自分をこんな心境にしたのは会社だろう!)」
とまぁ、こんな気持ちの場合も多いでしょう。

 社員は、会社を去っても、次の会社を見つければ、またの次の職業人生が、
それまで何事もなかったように始まっていくのです。

 ところが、社長は、
「あの社員が辞めるなら、自分もやめよう」
 こうは口が裂けても言えません。

「やめたいのは自分の方だぞ」
言えない社長の苦しさですね。




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さて、今回は?
★☆  vol_23 2005/04/15 放棄できないこの仕事

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 社員はやめても社長はやめれません。
 会社を続けていかなければなりません。

「あんたがやめたら、うちの面倒を誰がみてくれるの?」
「えっ、あんただからこそ、付き合って来たのに。これからどうすりゃいいの」
「うちと一緒に伸びて行こうと、あんた約束したじゃない」

 担当者から急な退職のお知らせを受けた相手の方(お客様)の
声の例です。

 ところが、こう言う社員が多いのです。

「私はそうしたかったのですが・・・会社がそうさせてくれなくて」
「あとはまた、会社が考えてくれるでしょうから・・・」

 どうですか。社長。

 これは一方的に社員を責めれない部分もあります。
「何を勝手な!」
と社長はなりそうですが、そうさせたのはどうして?というのが
大事なところです。

 人づくりに失敗した人材が、外に出て行くときには、往々にして
このような「置き土産」をしていくことがよくあります。

 社員は、やめたら終いです。

 社長は、社員が放棄した仕事を放棄できません。

 あとを引き継がせる放棄しない社員をつくれているかどうか、
ここでも人づくりの実力が問われます。

 それにしても、「会社」「会社」と世のサラリーマンは気軽に言いますが、
その意味合いは、人によって、その人の置かれている状況によって、
ホント、変わって来るもののようです。

 社員にとっては、「会社」というのは都合のよい存在かも知れませんね

 




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さて、今回は?
★☆  vol_24 2005/04/22 それでど〜する具体的に

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 会社をかたちづくる「人」について、今までいろいろと、経営者側からの視点を
持ちながら、社員側の心理状態も交えながら、申し上げて来ました。

 「人」というのは、ホント、様々な個性と考え方を持つ生き物です。
 いろいろあって当たり前。まして、それが集まって、共に活動しようというの
ですから、簡単な話しでありません。

 とはいえ、必ず言えること。

 「会社づくり」は「人づくり」だということです。

 悪いパターンの社員さんが多く出てくる、このメルマガですが、社長を感動させる、
奮起させる、勇気づける社員さんが、多く存在するのもまた事実なのです。

『よい人づくり で よい会社づくり』

 なにやら、何かの標語のようですが、

 継続して繁栄する(=継栄)コースを志向されるなら、「人づくり」を
大切になさってください。

 経営者より継栄者になる方がよろしくないですか?


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次回よりは、「人づくり」の具体的な事柄をお話したいと思っております。

来週(4/29)は、お休みさせていただいて、ちょっと充電いたします。

また、新緑の5月にお会いいたしましょう。



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さて、今回は?
★☆ vol_25 2005/05/06 人材ビジョンを持とう その1

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 こんな会社にしよう! 

 あんな事業を展開しよう!

 こういう風になったらいいな。

 会社の将来像、いわゆるビジョンを語る場面がありますよね。

 社長さんにとって、特にベンチャー企業の社長さんにとっては、
会社のビジョンに思いを馳せるときが、至福の時と言っても
大袈裟でもありません。

 ところが、会社のビジョンについては、饒舌な社長さんも、
「では、御社の人材のビジョンは?」
と問いかけると、

「いやぁ〜、それは、快活で、創造力、企画力があって・・・
(もごもご。。。)」
と途端に歯切れが悪くなることが多いものです。

 それはなぜか?

 意外に、自分の会社の人材像(=ビジョン)というのが、
不明確なのです。

「いや、うちにはちゃんとありますよ」
 こう言って来られた社長さんが、見せてくれたのは、詳細な
人事考課シート。

 私、早速、つっ込みます。
「これを全て、満たした人が、お会社の理想の人材像
なのですか?」

「ええ、まぁ〜、そういうことになるのでしょうね・・・」

 こんな感じが、実はとっても、危ない感じなのです。

 当社の人材なのです。当社にふさわしい、まさに当社の、
当社ならではの人材像

 既製品であるわけがない。オリジナル・カスタム・メードの
世界なのです。




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さて、今回は?
★☆  vol_26 2005/05/13 人材ビジョンを持とう その2

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 今回も人材ビジョンについてのお話です。

 今度は前回と逆に、人材像が明確である場合です。

 当社で求める

企画力とは 〜
理解力とは 〜
交渉力とは 〜
指導監督力とは 〜
  ・
  ・
  ・

 社長さん、総務担当の役員さんの説明も流れるように
滑らかです。

「で、こういった人材になられたら、御社の掲げる経営戦略は
見事実現できて、事業ビジョンも現実となるのですね?」
と、私、ここでも早速、つッ込みますと、

「いや、それは、たぶん、きっと・・・そうなります・・・」

 危ない!(またまた)

 断言できないということは、意味合いが充分、織り込まれていない
空理空文的な規定になっている可能性があります。

 社員さんにお聞きすると、てきめんに分かることがあります。

私   「御社の求められる人材像を教えてください」
社員さん「ここに(シートを見せながら)まとめられています」

「ほう、なかなかしっかりとまとめられていますね。
では、これを自分の言葉で説明をしてみてください」

「えっ!(ギョッとした顔)う〜ん、え〜と、、、」
・・・金縛り状態

 これぞ、JUST THE 空理空文の状態です。

 




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さて、今回は?
★☆  vol_27 2005/05/20 戦略眼を持つ

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「人事戦略」という言葉があります。

みなさんは、「あなたは戦略的だなぁ」と言われたら、いかがですか。
嬉しくないですか。どちらかというと、これは誉め言葉として感じられます。

逆に、「あなたは、全然、戦略的でないなぁ」こう言われたら、喜ぶ人はあまり
いません。
「場当たり的だなぁ」こう言われると、たいていの人が不愉快になられます。

戦略的でないを「場当たり的」と表現し直すと、分かり易いのですが、
人材の問題を場当たり的に対処してしまうことは、実に多くあります。

プロ野球の外人選手の招聘を見ていると、その最たるものですね。
今年も東京の名門球団がやってしまいました。大金投じて、連れて来た選手を
早くも解雇とか・・・

 会社世界に置き換えてみましょう。

 当社は、何を目指す。
 いつまでに、何をどのように具現化して行くのか。
 そのために必要な人材とは。

 これを考えて行く前に、

 まずは、事業ビジョンがあり、それを実現して行く経営戦略があり、
経営戦略を支えて行く人事戦略が形づくられるということの理解が
必要です。

 組織(チーム)は、必要性に基づいて編成される。

 組織(チーム)に合わせて、経営戦略を考えてしまう会社が結構
あります。 

 本末転倒とはこのことです。

 こと、人材については、

 特に短期的な戦略眼で考えるのか、あるいは長期的な戦略眼で考えるのか

 ここが大きな分かれ目となります。詳しくは次回に。




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さて、今回は?
★☆  vol_28 2005/05/27 買うのか育てるのか

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 今回はどぎついタイトルです。
 話を分かりやすくするため、敢えてこうしました。

 ・買う=中途採用

 ・育てる=新卒採用あるいは中途採用後、時間をかけて育成

 経営戦略を、短期で実現したい場合、すぐに欲しいのは、
実戦ですぐ使えるスキルです。
「今シーズン、かならずホームランを30本打てる人」
 こんな感じでしょうか。
 契約金も年俸も結構な額です。助っ人ですね。いわゆる・・・。

 ルーキーから、ホームラン30本打てる人を育てるのは、大変です。
素質も大切ですが、育成の手間もかかります。打てない時代にも経験を
積ませるために、ゲームにも出さなくてはいけない。チームは負けやすくなる。

 育成が功を奏しだすと、30本打てる時がやって来る。
40本打てる時もある。数年間にわたって、30本以上を打って
くれるかも知れない。育成の甲斐あったというところです。

 野球の例えネタで恐縮ですが、こと企業社会、中でも中小企業に
おいては、育てる暇がないから・・・とつい助っ人コースに走って
しまいますが、ピタっとはまれば理想ですが、次のようなことが、
現実には、ホントによく起こります。、

 助っ人さん、こう言い出します。
「うちのチーム(会社、社長)はおかしいぜ。何を考えているのか分からない!」
「俺が前にいたヤンキース(前にいた会社)では・・・」

 I don‘t know.の連呼です。

「うちではこの点は〜、〜なんだよ」
 通訳(総務人事担当)が話しても、ダメです。

「俺には分からない」
 もう、この一点張り。

 最後はユニフォームを脱ぐのか、脱がせるのか、後味の悪い結末です。 

 中途採用の悪口を言うつもりは私、毛頭ありません。それどころか、
時間の猶予がない場合の人事戦略としては、この中途採用力の有無が
競争優位の分岐点となることもあり得ます。
 
 短期的―長期的、買うー育てる これらの本質的な意味を理解して
おくことが大切なのです。




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さて、今回は?
★☆  vol_29 2005/06/03 文化を共有できる社員の強さ その1

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 「企業文化」という言葉があります。
 意味合いが大きすぎて、分かりにくければ、「社風」と言っても
よろしいでしょう。

 不思議なもので、十人十色、百人百様は、この言葉にも
当てはまります。

 会社が違うと、「社風」は全く違うのです。

 実際に私が体験した話しです。

 困ったことが発生した場合、

 A社に勤めていたとき・・・
「えらいこっちゃ、これは課長(上司)に何とかしてもらおう」

 B社に居たときは、
「ここまでは、自分でやらねば・・・。課長には、こうなったら出てもらおう」

 このように全然違いました。
 単なる個人の話でなく、社風という話しのレベルになると、
「そうだ。そうだ。めんどくさいことは上司の仕事!」
 これ、A社のパターン

「今、自分の立場でできることを考えよう。上司の力をどう借りるかも
大事な仕事だ」
と、これはB社のパターン

 「社風」とは、その会社の大勢を占める行動パターンと捉えてもよいでしょう。

 そして、その会社が培っている代表的なパターンこそが、その会社がつくり
上げる人材の標準モデルとなるのです。

 まだ何にも染まっていない若者は、身の回りの環境を色濃く受けるものです。

 社長、自分の会社の問題を考える前に、ご自分の子供さんは、どんな会社に
入れたい(どこで修行させたい)ですか。

 将来、ご子息が持つ文化パターンの原型が、最初の勤め先で創られます。
 最初が肝心ですね。



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さて、今回は?
★☆  vol_30 2005/06/10 文化を共有できる社員の強さ その2

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 私、職業柄、人材開発コンサルタントとして、いろんな会社さんの、
会議やら、研修の場面に参加させていただくのですが、「企業文化」
「社風」と言う点では、実に千差万別です。

 ある会社、朝、私が研修会場に入って来て、顔を合わせても、
「・・・」
 もちろん、私のほうからも挨拶します。

「おはようございます」

「あっ、おはようございます・・・(小さな声で、ぼそぼそ)」
 
 研修が終わって帰るときがこりゃまた・・・

「今日はこれで終わります。ではまた明日よろしくお願いいたします」

 ガタガタ・・・椅子を引く音、片付ける音

 そして、私の前を音もなく通り過ぎる社員さんたち 〜
 私は、負けません。前を通る毎に、
「お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」(一応、笑顔です)

 ところが無反応。あんまりコミュニケーションとらないんです。

 かたやある会社、
 研修会場で私の顔を見るや、元気に
「おはようございます!」
 一人だけではありません。どの方も同じです。

 帰りも、みんながみんな、元気良く、
「ありがとうございました」
「明日もよろしくお願いします」
と笑顔で挨拶されます。

 コンサルタントも人の子、決して、会社さんの対応で差をつけたり、
いい加減にすることはないのですが、元気で、さわやか社風の会社さんには、
自分の持っているものを最大限、提供しようという気持ちが出やすいのも
確かです。

 言うなれば、コンサルタントから、+αを引き出す力のある会社さんです。
 挨拶の対応ひとつにでも、「社風」の違いはあるというお話です。




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